つわりによる嘔吐がひどくなって来ると不安もまた大きくなります。
吐くたびに不安な気持ちでいるとストレスになりつわりの悪化を招きかねません。
悪化を防ぐために正しい知識を持ち、自分の状態をしっかり把握することも大事なのです。
もしも入院となった場合に保険が適用されるのか?という記事はこちらに書きました。
そこでつわりで受診をする目安をいくつか挙げておきますので自分の状態と常に照らし合わせてみてくださいね。
まず、つわりは症状別で3段階に分けられます。
・常に吐き気・嘔吐、食事をしていなくても胃液や血を吐く
・脱水症状のめまい、頭痛、体重減少、口渇
・尿量減少で尿蛋白が出る
第2期
・第1期の症状がさらに悪化し体重減少もさらに進む
・ケトン体・尿蛋白陽性
第3期
・肝機能障害
・幻覚や幻聴などの脳神経症状
・意識障害
・母子ともに非常に危険な状態
症状はこのように悪化していきます。
そうならないためには早めの受診が大事!
具体的には以下のことを目安にしてください。
嘔吐で受診する目安は
1.吐き気・嘔吐が酷く水分さえも受け付けない時は要注意
つわりの症状がひどくなると水さえ受け付けなくなります。水分が取れないと脱水症状が起こります。
2.トイレに行っても出ない、または量が少ない
尿が減ったのは脱水がすすんでいる証拠です!
3.体重が短期間で5キロまたは10%減少
急激な体重減少は要注意。健診時だけでなく嘔吐の回数が増えたら計測し自己管理をしましょう。
4.めまい・頭痛がひどいなど日常生活が困難
日常生活が困難になるほどの状態は非常に危険です。かなり悪化している状態と思われます。
つわりは我慢する部分も多く受診するのは躊躇しがちですが、悪化させてしまうと回復も遅かったり最悪のケースでは母子ともに危険な状態になることもあります。
早めの受診を勧めますが、悪化している場合は入院も覚悟で受診してくださいね。
つわりが酷い時は自分の状態を把握し、不安やストレスを少しでも減らしましょう!