女性の社会進出が進んでいる現代では、妊娠をしてもギリギリまで仕事を続けるママも少なくありません。
ですが、あまりにもつわりが酷い場合は仕事に行くのもままならないこともあるでしょう。頭痛時は動くのもしんどいので出来るだけ安静にしたいものです。
そんな時に必要なのが診断書ですが、嘔吐のように他の人に分かるような症状ならともかく、頭痛のように分かりにくい症状だと書いてもらえるのか心配ですね。
結論から言ってしまうと、残念ながらつわり時の頭痛で診断書が書いてもらえるかどうかは、なんとも言えません。
実際に、まったく同じ症状が出ていても、診断書がもらえた人ともらえなかった人がいるという例があります。
こういった差が出るのは、つわりに対する主治医の考え方によるところが大きいようです。
一般的に妊娠によるつわりは病気ではないという認識が多いため、なかなか診断書となると判断が難しいようです。嘔吐による脱水とは少し違って頭痛のみだと医師でもどの程度の痛みか判断が更に難しいようです。
とはいえ、つわりの辛さを理解している医師であれば診断書を書いてくれるので、もし書いてくれないタイプの医師で納得できないのであれば病院を変えることもひとつの手です。
ただし、吐き気の症状でも頭痛の症状でも診断書を書いてもらえる条件というのは存在します。それは、検査でケトン体が2プラス以上検出されていて、体重の減少が一週間で4kgということがはっきりしている場合です。
このように数値ではっきりと妊娠悪阻が分かれば、頭痛であっても診断書を書いてもらうことは可能です。
と言っても、あくまでも診断書を書くのは医師ですから、不安な方は事前に病院に確認しておくのがベストです。
どうしても診断書が必要だけど書いてもらえない、という場合は、母性健康管理指導事項連絡カードを書いてもらう方法もあります。
このカードは母子手帳の最後の方に付帯されているもので、つわりの症状が酷い場合の標準措置が決まっていますから、診断書代わりに使うことができます。
ただし標準措置は、つわりだと勤務時間の短縮、妊娠悪阻だと休業措置となっていますから、休みたい場合は医師にきちんと伝えましょうね。
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