妊娠初期はとても重要な時期。
だからこそ薬の影響がとても心配(:_;)
飲まないに越したことはありませんが、妊娠に気づかないうちに服用してしまったということも。
私自身妊娠初期といっても期間は長いのでその中でもどの週がどれだけ影響があるのかもっと知りたいと思ったことがあります。(つわりがひどかったので相当長く感じました・・(-_-;))
同じように思っている方の役に立てばと思い、今回は妊娠初期の薬の影響について初期を更に細分化して解説します(^^)
参考文献:妊娠・授乳とくすりQ&A-安全・適正な薬物治療のために-
妊娠初期の薬の影響と奇形の可能性
初期は週数によって
「無影響期」
「絶対過敏期」
「相対・比較過敏期」
に分けられます。特に妊娠4週から7週末までの「絶対過敏期」の期間は奇形の発生と関連する重要な時期です!!
薬によっては「禁忌」となっていて妊娠中は服用してはいけないものもあるので、知らずに飲んでしまった場合は医師に確認を必ずしましょう。
1.「無影響期」
受精前から妊娠3週末までのこと。
この時期は「all or none の法則」(全か無か)と呼ばれています。
受精後2週間以内の薬の服用は胎児に残る影響を及ばさない時期です。
つまり、薬が影響しているのなら着床できず流産してしまっているということ。
着床して妊娠継続しているのなら薬による影響が後遺症を残すことがないので大丈夫ということなんです。
ただし金チオリンゴ酸ナトリウムなどは蓄積するので注意が必要とありますが、これは抗リウマチ薬で関節リウマチ等に用いられる薬なので対象となる方はあまりいないのかなと思います(^^)
2.「絶対過敏期」
妊娠4週目から7週末までのこと。
胎児の中枢神経、心臓、消化器など大事な臓器が形成されていく最も重要な時期!
ですので薬の影響を一番受けやすい「過敏な時期」ということです。
この期間が一番奇形の発生と関連するの要注意です。
3.「相対・比較過敏期」
妊娠初期最後で8週から15週末までのこと。
ここでは胎児にとって重要な器官の形成は終わっています。
妊娠中に薬を飲んで胎児に奇形が起こる可能性の時期はここは低くなってくる時期になります。
ただ、性別ごとの生器が完成してくるので、ダナゾールという男性ホルモンを誘導するようなお薬は女子の男性化が報告されているので注意が必要!とあります。
ま、このようなお薬は医師の処方の元で出される薬であるので通常飲むことはほぼないですよね(;´Д`)
妊娠初期の薬の服用時期、注意点まとめ
受精してから妊娠がわかるまでに飲んでしまっていることはよくあると思います。
妊娠3週末までは問題なさそうですが、だいたいはっきり妊娠がわかってくるのはたいていの検査薬の使える生理予定日の1週間後なんですよね(-_-;)
早期妊娠検査薬でも生理開始予定日の2~3日前だから検査薬をつかう頃はすでに重要な時期に入ってます。
妊娠4週目には最も重要な時期に入ってしまっています、計算して4週目以降に服用してしまっていたら医師に相談しましょう。
妊娠初期の中でも重要な時期とリスクが低下する時期とはありますが、だからといってリスクがないわけではありません。
妊娠初期は基本的には薬を使わないで乗り切りましょう(;´Д`)!